
市政報告資料 初夏
(仮称)角川介護予防施設
星井町五番町小学校跡地で建設中の複合福祉施設は、市民の寄付によって「市角川記念高齢者福祉事業基金」が創設されたことを受け、建設が計画されました。温泉掘削が可能な星井町五番町小跡地を建設地とし、「温水エリア」「パワーリハビリテーションエリア」を備えた介護予防、リハビリの拠点となります。
鉄筋2階建て、延べ床面積約5千u。総費用約22億円。平成23年4月の完成に向け建設中です。
役割
施設の役割は、中央保健福祉センター機能に加え、要支援、特定高齢者、虚弱高齢者など健康状態に不安のある高齢者の方々を対象に各種講座などを開催し、併せて
@介護予防に資する運動プログラムの提供。
A介護予防の質の向上や裾野を広げるための指導者養成。
B介護予防の必要性を広く市民に普及・啓発を行う。
温泉の活用
医師などが利用者一人ひとりの筋力や歩行能力、血圧などを測定したうえで総合評価を行い、温泉水の持つ浮力や水圧、温熱などにより身体機能の維持・向上を図るための温浴メニューの提供や、個人の体力や目的に合ったプログラムに基づく水中ウォーキング、水中体操などの運動メニューを提供する予定です。温泉の湧出量は毎分900ℓ、泉温は40.5度です。また、パワーリハビリテーションの実践や効果的な運営手法などの研究、指導者の育成を行いパワーリハビリテーション普及にも努めていきます。
運営方法
使用される方々にとって使い勝手がよく、喜ばれる施設となるよう開業に向けて事業内容の詳細・運営等について検討が進められており、22年秋口には内容をまとめる予定です。全国に誇れる福祉施設を目指します。