2010年06月10日

市政報告資料 初夏(裏面)

2010-06-10.jpg富山市通信
市政報告資料 初夏
富山県・市が森のために税金を注ぎ込む理由は

森林の働き
森林の機能として
@光合成により二酸化炭素を吸収し、酸素をつくり出す。
A地上動物の生存・成長のために最適な環境を与える。
B水を蓄え、土の流出を防ぐ。
C木材資源を供給し、住宅や家具、紙の材料となる。
などが挙げられますが、その働きを金額に換算すると、全国で年間約70兆円、富山県では約1.1兆円で県民一人当たり年間約100万円の恩恵を受けていることになるそうです。また、近年森林は、安全でゆとりのある生活をもたらす環境財としても注目されてきています。

2010-06-10b.jpg森づくり税
富山県では、森林を全ての県民の財産として県民全体で支え、次世代に引き継いでいくための新たな財源として、平成19年度より「水と緑
の森づくり税」を導入しています。納める額は、個人が年間500円、法人等は年間1千円〜4万円です。

森林セラピー
森林内を散策
することで得られるすがすがしさや、精神的なやすらぎは「森林浴」として親しまれていますが、この森林浴の効果を科学的に解明し、こころと身体の健康に活
かそうという試みが「森林セラピー」です。全国の森の中から、生理・心理・物理実験等により「癒し」効果の高い森が「森林セラピー基地」「森林セラピー
ロード」として認定されています。富山市では、立山山麓地にある既存施設・歴史的ポイントや景観ポイントなどを結ぶトレッキングコースが、「森林セラピー
基地」として認定されています。

生物多様性
数多くの野生生物が絶滅の危機に瀕しています。絶滅の恐れのある種は哺乳類、鳥類、爬
虫類、植物を合わせると約1万7千種位になります。1年間に約4万種と言われる現在の絶滅のスピードは、恐竜時代の絶滅速度より速いのです。野生生物の生
存のために、豊かな森林の再生が望まれます。


2010年06月10日 11:03 高田重信 | 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする .